マイクロソフトでRustがTier 1言語に、100以上のプロジェクトで採用
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✦ AI 要約
マイクロソフト社内で、Rust言語がC++/C/TypeScriptと同じTier 1言語に加わったことが明らかになりました。
マイクロソフト社内で、Rust言語がC++/C#/TypeScriptと同じTier 1言語に加わったことが明らかになりました。
この件は、マイクロソフトの開発部門でRustツールチームのプリンシパルエンジニアを務める Victor Ciura氏が、Rust Foundationの公式サイトに掲載した記事「Guest Post: Rust Is Tier-1 Language at Microsoft」で表明したものです。
これは、安全なツールチェーンやビルド、開発環境、ワークフロー、プラットフォームとの統合を含む、マイクロソフトが定めるソフトウェアライフサイクル全体の要件をRust言語が満たしたことを意味します。
Microsoft VC++にRustコンパイラを統合
マイクロソフトは、Tier 1となったRust言語の社内利用をファームウェアやドライバー、カーネルやハイパーバイザー、マイクロサービスやアプリケーションまでのあらゆるレイヤへ広げるにあたり、Rust言語とMicrosoft VC++(以下、MSVC)の相互運用性を実現したことも明らかにしました。
MSVCおよびC++は、マイクロソフト社内で長年、Windowsネイティブのプログラミング言語として用いられてきたプラットフォームです。
マイクロソフトは、MSVCとRustの相互運用性を実現する目的で、「rustc_codegen_utc」を独自開発しました。
このrustc_codegen_utcは、既存のRustコンパイラ(rustc)のバックエンド部分を置き換えるソフトウェアで、通常は「rustc_codegen_llvm」が使われています。
Rustコンパイラのバックエンドにrustc_codegen_utcを使うと、MSVCのCコンパイラ(UTC)へRustコンパイラを接続できます。
その結果、WindowsではRustとC++向けの統一コード生成プラットフォームが実現し、MSVCがプラットフォームとして築いてきたエコシステムをRustでも使えるようになりました。
具体的に利用可能になった機能として、次のような項目が説明されています。
Windows関連ツールのエコシステムやABI(Application Binary Interface)との高い互換性
コードとバイナリのセキュリティを強化する機能
リンク後のコンプライアンスチェックや分析、ホットパッチなどへの対応
RustとC++を組み合わせたハイブリッドプロジェクトでのシームレスな相互運用性
クロスランゲージインライニング、最適化、SPGO(Sample Profile Guided Optimization)への対応
デバッギングやクラッシュダンプの分析への対応
プロファイリング、ダイアグノスティクス、カバレッジへの対応
すでに100以上のプロジェクトでRustが使われています
rustc_codegen_utcは、今年(2026年)初頭からマイクロソフト社内の本番環境で利用可能になっており、現時点では100以上のプロジェクトに採用され、その数は毎週増え続けていると説明されています。
マイクロソフトは、エンジニアリングライフサイクル全体を通じたRustへの投資を今後も続ける考えで、RustとC++を組み合わせたシステム環境も引き続き強化していくとしています。
出典: Publickey · jniino 原文: https://www.publickey1.jp/blog/26/rustcctstier_1.html
参考資料
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